【分析】フリーランスとコワーキングスペースの関係②
こんにちは!CoWorkers運営事務局です!
前回に引き続き「フリーランスとコワーキングスペースの関係」について今回は述べたいと思います。
ご存知の通りコワーキングスペースはここ数年で急速に成長した業界であり、2014年のテレビ放送でインタビューを受けた人の中でコワーキングスペースを知る人がひとりも見つからなかったほどです。
今では都内では文化として既に根付いておりますし、大阪や名古屋でも店舗が急増しております。
また様々な地方自治体もコワーキングスペースを作ろうと取り組んでいますね。
なぜわずか数年でここまで業界が急成長したのか見ていきたいと思います。
ITの発達に伴うフリーランスの増加
それには「ITの発達に伴うフリーランスの増加」が大きく関係しています。
まずは2017年時点でのアメリカと日本のフリーランスの割合をご覧ください。
アメリカでは2017年時点で既に3人に1人以上がフリーランスとして働いておりました。
コロナ禍の影響もあり年々増え続けているフリーランスですが、今後はどのような伸びをするのでしょうか。
さらに同じ期間の調査では今後さらに増え続けると予測されており、アメリカでは何と2027年にフリーランスが50%以上になるとの試算が出ています!
この増え続けるフリーランサーの悩みの種が作業場所の確保です。
Wi-Fiと電源を探し求めて、何件ものカフェを渡り歩く姿がアメリカでは至る所で見受けられます。
最近では無料Wi-Fiを廃止するカフェもあるほどです。
特にニューヨークでは家賃が高いため、長居されたくないのです。
電源の確保にも一苦労。カフェでの仕事は効率的ではないと考えるフリーランサーが急増しております。
こうした中で日々ニーズが拡大しているのがコワーキングスペースです。
様々な職種の人々が一つの空間を共有し共に働く環境を提供しているビジネスのニーズは年々増えていっております。
業界最大手のWeWorkのオフィス面積はJPモルガン銀行を抜き1位を獲得しました。
業界の勢いを代表する存在となっております。
カフェでMacBookを叩くのが一つのオシャレ!などというイメージがあり、スターバックスを始めとする有名コーヒーチェーン店が世界中に拡大しましたが、今後は街中でカフェが見受けられるようにコワーキングスペースが見受けられるようになるかもしれませんね。
日本のフリーランス市場
一方2021年現在の日本のフリーランス市場はどのように推移しているのでしょうか?
副業を解禁する企業が増加し「副業元年」と言われた2018年と比較して日本のフリーランス人口は500万人以上増加し、1,670万人になりました。日本のフリーランス人口は24%となっており、今後も成長の余地があると考えられます。また、経済規模も昨年より約10兆円増加し、28兆円と過去最大になりました。
市場が成長しただけあり、日本ではコワーキングスペースが都内を中心にどんどん普及していっております。
しかし「フリーランス」という企業に属さない働き方をしているのであれば、都内の高い物価の中で生活し、地代が反映された高い会費のコワーキングスペースで仕事をする必要はありません。
今後さらにITインフラが発達し、フリーランスが増えるに連れて地方のコワーキングスペースは盛り上がっていくと良いですね。
次回は地方のコワーキングスペースのメリットをお伝えしたいと思います!