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コワーキングスペースの利用者層データ推移【2019〜2021版】

こんにちは!コワーキングスペースのトータルサポートサービスのCoWorkers運営事務局の中邨です。最近、コワーキングスペース関連の市場データや統計データなどの検索されている人が増えているようですね。新規出店を検討されている事業者が増えているということですから、今後も業界が盛り上がっていけばいいですね。

弊社でも常に様々な情報を集め、データ化しておりますが、まだまだ一般的に公開されているものや分析されているデータが少ないようですので、今回は弊社が関わらせていただいた店舗や直接運営させていただいてきた店舗からの累計1万人ほどのコワーキングスペース利用者の統計データを公開させていただきます。是非、出店時などの参考にしてください。

本データは全国各地の利用者データを統合しておりますが東京は除いております。地方の中核都市でのコワーキングスペース利用者のデータとなっており、また基本的にはフリーアドレスでの利用者です。法人やレンタルオフィス的な利用のデータは含まれておりません。

それでは本題です、まず2019年時点での年齢別での利用者層のデータをお見せします。※当社分析データ

データから見ると圧倒的に利用者の層が多いのは30〜39歳の年齢層ですね。コワーキングスペースの利用者ではフリーランスの小規模事業者が多いことを考えると、やはりある程度社会で経験を積んだあとに、独立された方、サラリーマンを継続しながら兼業や副業で事業をされている方などが多くおりますので、この層が人気なのはうなずけます。次いで40〜49歳の層に関してのやはり事業者としての活動をされている人が多い年齢層でもありますので、かなり利用率は高いですね。一方で50台を超えると一気に数字が減っていますが、これはコワーキングスペース自体がリモートワークで対応可能な仕事の仕方と相性が良いため、アナログ型の働き方が強い年代との相性の関係もあるかもしれません。ただ、最近は年齢関係なくITを駆使した仕事をされる方も増えてきていますので、将来的にはこの年齢層の利用についてももう少し増えていくのではないかと予想しています。

さて、次に2021年5月時点での利用者データを公開します。比較していただくと利用者がどのような動きをしているか分析できますね。

2021年時点でのデータでは、19年時点と比べて、全体的にどの年齢層でもバランスよく分布しているようですね。2年前は30台が圧倒的に多かったですが、21年では40台が最多になり、次いで30台となっております。また、50台以降の年齢層も利用者が増えております。何よりも10台、20台の若年層もかなり利用者が増加している傾向にあります。最近では学生の利用も増加しているようですので、事業者やビジネスマンばかりでなく、学生向けのプランなども整備すると需要が取り込めそうです。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、コワーキングスペース自体が一般的なものとなりつつあることも幅広い層での利用者増加の要因の一つになっているのではないでしょうか。

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