エンジニアしながらコワーキングスペース経営してみて気づいたこと
こんにちは!CoWorkers開発チームの児玉です!
実は僕、以前はエンジニアとしてシステム運営やウェブ制作の事業をしながらコワーキングスペースの経営をしていたのですが、せっかくなのでその実体験からの気付きを皆様にお話させていただこうと思います。
コワーキングスペースの運営というのは、どのような業務があると思いますか? 例えば一般的には以下のような業務となります。
・受付業務(会員さんの入退室やレジなどの対応)
・電話対応 ・施設予約対応
・施設の清掃やドリンクなどの補充 ・店舗のオープン、クローズ
・会員さんとのコミュニケーション
・会員さん同士のマッチング
・新規会員の獲得業務
・会員さんの入退会手続き等
多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、僕は記事を書いていて自分でも結構多いな、、、と思いました。
おそらく、普通に運営しようと思ったら常に最低でも2人体制で店舗を運営する必要がありそうですよね。 でも、実は僕はこれをワンオペどころか、半無人での運営に効率化して、余った時間を別で自分で運営しているエンジニアとしての仕事の時間に当てていました。 通常の運営方法と比べても、人件費などの経費は3分の1程度に抑えられますし、さらに 自分の別の仕事でさらに売上を作ることもできるので、非常に効率の良い収益化をすることができました。
実際に僕はどのような形で運営していたかというと、店舗に自分自身が店番として座っていることもよくありましたが、その時間の8割以上はエンジニア業務に明け暮れていました。だって、、、受付として集中していても、エンジニア業務に集中していても、ほとんど顧客への対応は変わりません。むしろお店に利益が出る分、その利益から例えば空気清浄機を最新のものにするとか、家具を拘るとか、施設環境は充実させられるので、無駄な経費を削減して顧客に還元するって効率的な考え方だと思いませんか?
あと、僕の場合はウェブ制作などの仕事という関係上、経営者や個人事業主の方々などが多いコワーキングスペースでは、お店だけでなく直接的にお仕事という形でお客様の事業の応援やご協力ができることも相性の良い部分でした。 会員さんたちとコミュニケーションとっている間に自然とお仕事に繋がることもありますしね。
また、僕の店舗の運営スタッフにはデザイナーやyoutuberなどもいたため、彼ら彼女らには出勤して受付に座っている間に、それぞれの特技を活かした業務もやってもらっていました。座っているだけよりも、技術を生かしてもらったほうが絶対良いですから。 なので、このような経験から分かったことですが、コワーキングスペースの運営は様々な業務との兼任などで運営することで、効率的な収益モデルと変貌させることができるという特性があるということです。
例えば、本業が別である事業者がコワーキングスペースを運営する場合、 受付と兼任で事務スタッフが勤務するとか。デザイナーとかコピーライターとかも相性良いですよね。極論いえば、営業部などが運営することだってできますよ、打合せスペースは自由に使えますし、新しい人との出会いも多いですからね。 最近は、カフェやネイルサロン、スマホ修理屋さんとか小スペースで運営できる事業モデルとコワーキングスペースをジョイントさせるような業態も出てきています。 考え始めると、実は様々な業種とのコラボレーションができることがコワーキングスペースの魅力であると気づけますね。
これらを実現するにはもちろん、様々な工夫は必要です。効率化せずに人手ばかり増やしていたらそれは経営が不安になりますよ、、、。 僕らも「CoWorekers」として、コワーキングスペース事業者のお手伝いをさせていただいておりますが、流石に弊社の提供しているものだけではすべてをカバーできるわけではありません。そこで僕が実践した、効率的な運営方法についても詳しくお話しさせていただきますね。
次回は数々の運営に必要な業務を、半無人のままで売上を維持しながらも効率的に回してみた僕の実体験と工夫をお話させていただきます。それではまた!