米WeWork、SPACで上場へ 評価額1兆円弱
ソフトバンクグループが出資する米ウィーワークは、特別買収目的会社(SPAC)への身売りで合意しました。シェアオフィス事業を展開するウィーワークはほぼ2年前に新規株式公開(IPO)計画が棚上げとなっていましたが、これにより上場が可能になりました。
26日の発表によると、合併は2021年第3四半期(7-9月)に完了する見通しで、両社の取締役会が既に承認しています。合併合意については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていました。
原題:WeWork Will Try Again to Go Public With $9 Billion SPAC Deal
WeWorkの上場が遅れたのは時価総額は不当に高い評価を受けていたから?
アダム・ニューマン氏が共同で創業したウィーワークは2年前、最大470億ドルと評価されていました。
しかし、その評価額が実体とかけ離れていたのはReCodeが調査した競合であるリージャスとの比較を見れば一目瞭然です。
Metric | WeWork | IWG(リージャス) |
---|---|---|
拠点数 | 29か国 111都市 528箇所 | 120か国 1000都市 3000~ |
メンバー数 | 50万人 | 250万人 |
2018年利益損失 | マイナス約2,069億円 | プラス544億円 |
時価総額 | 約5兆円(※2019/1時点) | 約4千億円 |
ではなぜこのような不当な評価を受けていたのでしょうか?
それはビジネスモデル的に不動産事業であるのは明白なのにテック系扱いされていたことが要因であると言われております。
人と人がつながるのは、リアルな店舗だけでなく、現代においてはオンラインでの交流が非常に盛んです。物理的なオフィスシェアサービス以外のオンラインビジネスマッチングサービスやコミュニティなどに焦点が当てられていたということですね。
次回はコワーキングスペースの持つ可能性や付加価値についてさらに具体的に述べたいと思います。
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